Miko-tter

漫画描きなオタクの独り言です。 ※【禁止】無断転載・自作発言・AI学習等※

第2回くらげ漫画賞奨励賞頂きました

kuragebunch.com

 

表題の通り、記事として残すのが遅れましたが頂いておりました。

まだまだ実力不足が否めない評価ですが、

こうして言葉にしてもらえると自分への課題を再認識できるので

ありがたいことだなと思います。

 

まず、くらげバンチツイッター漫画賞で期待賞を頂き、

担当さんについて頂きました。

そして一度ネームを確認してもらって、

頂いた感想をもとに修正できる部分を修正して執筆開始。

くらげマンガ賞に応募し、簡略すれば ”画力面での評価” から奨励賞を頂いた感じの流れでした。

 

そして、奨励賞のご連絡を頂いて、次のステップへ進むお話を頂いたのがしばらく前のことです。

 

昔から、読み切り掲載で好評を得る➨連載へ繋がる

…みたいな流れは知っていましたが、

(増刊号で読み切りばかりあるのは新人漫画家さんのデビュー作だったりするので、

とってもレア感があります。初々しさやフレッシュさがまた面白い!)

実際自分が漫画家の入り口に立ち、本当にそうなんだ!という夢見心地とともに、

その壁の高さに現実を打ち付けられる感覚です。

 

誰もが漫画で賞をとった、読み切り掲載!とはならなず、

読み切りを掲載する枠に入るために、ネームを会議に掛けられます。

(そうなる人もいるかと思いますが、少なくとも私の実力ではそうはなりません)

その会議にかけてもらう前に、まず

「担当さんにネーム会議に出していいレベルのネームを提出する」という課題があり、

私は現在ここで立ち往生しています。

 

そう、最近ずっとネームがネームがと頭を悩ませているのはここなのです。

 

漫画賞に応募するまでは、

自分が面白いと思った漫画を自由に描き、

そこを評価されて賞を頂けます。

 

でも、その次は本格的に商業的に公表する作品になるために、

洗練された漫画を描くことになるわけです。

読者の方にお金を出してもいいと思うほどの作品を作るわけですから、

当然です。

 

今まで自分勝手に書いていた、独りよがりに面白いと思う漫画。

二次創作で自分が面白いと思って描いていた、作風。

それだけでは、通用しない。

何もかもが難しいと感じます。

これが商業に触れるという事なんだという実感。

そして、

まだ入り口に立っただけなのに、こんなにも苦戦している。

 

自分は進学できず、

社会に入ったために専門的な知識はすべて独学で得ることしかなく、

漫画や絵に関しての学校に進めなかったことがコンプレックスでした。

(家庭の事情があったのも大きいですが、結局進学を断念したのは自身なので自業自得ですが)

専門学校に進む友人や、

漫画家を目指す顔も知らぬ同世代がうらやましいと感じることも多く、

下の兄弟はイラストレーターになりたいと進学させてもらえたり、

(結果イラストレーターにはなれていないんですが)

 

わがままで自分勝手な私は、

「こんなにも漫画家になりたいと思っているのに!

どうして私はその道につながる学校へ行けないのか!

悔しい!恨めしい!!だからこそ負けたくない!!」

…みたいな感情が昔はありました。今も若干引きずっています。

進学してプロになる人にも苦労はあるし、

進学しなくてもプロになれる人もいるのに、

当時、高校生だった私にはそこまでの考えには及ばなかったんですよね。

本当にわがままなこと(笑)

 

そんな私が時を経てなんとか自力で手繰り寄せたこのチャンスを、

逃さないようにと一生懸命になっていますがなかなか前に進めません。

仕事の休憩時間も帰宅してネーム、、

帰宅後もネーム、

寝る時間も減らしてネーム。

 

どんなに頑張っても、

今度こそいいネームができたと思っても、

まだまだです。

本当に、難しい世界です。

 

センスがある人なら、もっと軽快に前に進めるのだろうかと考えることもあります。

もっと若い人なら、柔軟な視野や思考で乗り越えられるのかと考えることも多いです。

 

それでも、何とかここまで来たので諦めたくはないので、

描くしかないのが今日この頃の私です。

手を止めた瞬間に、夢が夢で終わってしまうのです。

 

なかなか前に進めない私ですが、

ポンコツな私にも担当さんはちゃんと誠意に没ネームにも言葉を下さるし、

ツイッターで繋がっている方に報告した際に反応してくれたり言葉をかけてもらえたのは、

前に進めず苦しんでいる私にとってとても救いのように感じました。

(もちろん反応はなくても認知してくれるだけで嬉しいことです。)

 

ネームのことしか考えられず、

頭がパンクしそうになることも多いので息抜きもはさみつつ、

頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

あぁ、二次創作って本当に自由で性癖プレゼンだったな(笑)