気づけばもう9月。
今年もあと3か月で終わりと考えると本当に早いものです。
読み切りネームが没になってしまった後、7月後半。
次のネーム提出までの空いた期間で 7ページ作画賞 に応募していて
その結果が今日発表でした。
残念ながら選外。
初めて人のネームで原稿をさせてもらうという貴重な経験と、
プロのネームを間近に見る機会、
10日前後でどれくらいのクオリティの作品が作れるのか。
色々と勉強になり、
ありがとうございました!
作画のみの担当でも、大切に作った作画作品です。
選外の場合も、非商用SNSへの掲載を可として頂いているので、
利用している漫画投稿SNSほか、
当ブログでも掲載させて頂きました。
読んで頂けると嬉しいです!
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ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
今回初めて、作画担当というものを体験させていただいたので、
その感想も少し記録しておきたいと思います。
現在7ページ漫画賞の募集概要ページは残されたままなので、
原作ネームとの比較がしやすいかと思います。
その前提で、
まず私が概要ページを見て狼狽えたことがありました。
個性賞があるのか!?ということ。
えっ個性出していいの!?ということ。
作画担当とは、どれくらい個性を出していいものなのか。
ネーム原作を改変するのは、どのあたりまで可能なのか。
ネーム原作に自分の個性を出すということは、
ネーム原作者の意図する作品の世界観を崩してしまうのではないだろうか。
作画担当はどれくらいネーム原作をいじるのか試されてるんじゃないだろうか…
変な疑心暗鬼にとらわれて、ほとんどネームそのままの構図、展開、セリフです。
よく言えば、ネームがよすぎてこれ以上いじれない。
という気持ちもありますが、
悪く言えばひよっただけです(笑)
それでも、ネームの原作はしっかり書き込まれていたので、
きっと原作者の方の中でこの世界が固まっているんだろうと思うと、
自分ではこれでよかったのではないかなと思っています。
あとは、
ネームはしっかり書き込まれていたし、
簡単な設定を赤字で補足して書き込まれていたのでわかりやすかったですが、
それ以上のキャラクターや世界観の資料や設定がなかったので
自分の中にいまいち落とし込めなかったのを
描いていて実感しました。
作画担当という分野を目指したことがないので、
どういう流れで原作がつき、
原作からネームや設定などをもらうのかわからないのですが、
この鬼はいったい何なのか、
このキャラクターたちの関係性は何なのか、
それがわからないままただ作画していたので、
作画している世界に飛び込めなかったような、表面から見ているような感覚でした。
普段は原作も作画も自分一人で描いているので、
そういう感覚になったのかな。
そんな感覚が、作画だけを担当するというものなのかな。
こういうところも、普段味わえないことだったのでとても勉強になった気がします。
私自身唯一個性を出せたなと思ったのは、
ネームに書かれていた鬼の大きさと人物の大きさの対比の忠実さ。
(でも、こういうところに極端な差をつけて個性を出すべきだったのかな)
2P目の鬼の登場シーンには、アイラインからの誘導で鬼の顔に目を向けさせること。
最後のページの爆風で、小さくしかかけないけれど小さいからこそ描けるパンチラと太ももライン。
ここ最近はネーム作業が8割なので、
こうしてペン入れして完成品を作るというのは
達成感が自分の中に残るので創作意欲の向上につながります。
選外出なければもっと上がったかもしれませんが(笑)
人に見てもらえる形として残るのは、大きいです。
また次に向けて、がんばります。